テレビがお亡くなりになりました。
もう随分と前から突然電源が切れたり、極度なモワレに見舞われたりして、あからさまな予兆はあったんですが・・・。 そして10余何年ぶりにNational Panasonic COUGAR(右写)の出番がやってきました。現在ではもっぱらこれが情報端末です。 久々に東京FM JAL「ジェットストリーム」を聴きましが、現在のキャプテン(案内役)は伊武雅刀さんがなさっているんですね。
私がこの番組を愛聴していた当時のキャプテンは城達也さんでした。 中学生の頃は毎日のように深夜0時に放送されるこの番組を聴きながら夢路についたものです。
城達也さんの声に大人への憧れを感じ、ジェット音に国外への憧れを感じ、挿入曲でジョン・リー・フッカー、モーガン・フィッシャー、アート・オブ・ノイズなどを知り・・・。 小さな新興住宅街(ニュータウン)に住んでいた自分にはこの番組を通じていろいろな世界を覗いていた気がします。 また、イイ曲が放送されても当時はタイトルなども分からなかったのでエアチャックした音源を編集してレコード屋に持っていき探してもらっていたものです。
その後、高校生になり頻繁に聴くことは無くなりましたが、1994年城さんが亡くなる前年の最終回で残した「さようなら」というメッセージは 「これから君は自分の足で探し、自分の手で掴んでいかなくちゃいけないよ。」と云われている気がしてなりませんでした。