駅のホームから望むビル群、
その屋上にはいずれも天を突かんとする程の突起が連なっていることに気付く。
避雷針だ。
日常の様に目にしている事物にあらためて注目してみるのもいい。
こうしたもの達のおかげて平生死を“意識”しないで、
息絶える迄の時間が延びてゆく事にも気づかずに居られるんだろう。
よく云われる話しですが、私も煙草を吸い始めた頃、吸う度に便意を催していた気がします。
それから十余年経った今となっては別段この症状を起こすこともありませんが、
体内に進入してきた“悪しき者”を外部へ排除しようとして体が反応するんでしょうね。
その煽りをくって菊の門からもトド黒い固まりをが顔を覗かせてしまうんじゃないだろうか、と。
勝手な想像を膨らまし、それに納得してみる一日でした。